2002年10月08日
Keywords: 政策・制度 交通・モビリティ 政府 生態系・生物多様性
農水省は、全国7地域で建設を進めている大規模林道の新規着工を原則として凍結することを決めた。また、未着工の約300キロ分の建設は棚上げする考え。大規模林道は、事業の非効率性や環境破壊など点から批判されているため。
しかし、林業事業関係者には、大規模林道は必要であるという声も強いため、事業中止には踏み込まないとみられる。
<参考:大規模林道>
「原則2車線・幅員7メートル・舗装」の規格で、林道網の基幹として2167キロの建設が計画されている。緑資源公団が事業主体になり、国の補助金を受けてこれまでに計画の54%にあたる1171キロが完成している。大規模林道は、98年度から、着工後も定期的に再評価されることになっており、これまで山形県の朝日連峰を通る「朝日・小国区間」が中止になったほか、8路線で幅員縮小や路線短縮されていた。
登録日時: 2002/10/08 03:41:14 AM
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