3R・廃棄物

2017年04月08日

 

コーヒーの豆かすをバイオ燃料に、神戸市で実証

Keywords:  3R・廃棄物  再生可能エネルギー  食糧 

 

写真:ドリップコーヒー
イメージ画像:Photo by littlepepper.

神戸市、スターバックスコーヒージャパン、近畿大学は2016年12月2日、コーヒーの豆かすなどの店舗廃棄物、剪定枝などの廃棄物を原料とするバイオマス燃料を製造し、再生可能エネルギーとして循環利用する実証実験を行うと発表した。

神戸市では「環境貢献都市KOBE」の実現を目指し、事業系一般廃棄物排出量の削減に取り組んでいる。今回の実証では、店舗から排出されるコーヒー豆かすやカップなどの廃棄物、樹木の剪定枝などを活用し、「バイオコークス」と呼ぶ固形燃料を製造する。

バイオコークスとは、間伐林、コーヒー豆かす、食品残さなどのバイオマスを原料とする固形燃料で、近畿大学バイオコークス研究所が2005年に開発。光合成を行う植物資源を原料とするため、CO2排出ゼロと換算できる燃料として注目されている。

実証では、資源収集運搬システムの検討、製造における課題の調査、活用先確保に向けた検討などを進める。神戸市では、バイオマスを地域資源として循環利用することで、ごみ処理量やCO2排出量を削減するだけでなく、「地域資源循環モデル」の可視化によって、市民の環境意識を醸成していきたいとしている。

出典:スマートジャパン

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