企業・CSR

2015年09月26日

 

サントリー、水源環境の違いを反映した水利用影響の指標を開発

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大手飲料メーカーのサントリーグループは2015年7月29日、水利用が環境に及ぼす影響についての新たな指標「Water Scarcity Footprint」についての論文が、スイスの科学誌「Sustainability」に掲載されたことを発表した。

この指標は、東京大学、東京都市大学、国立環境研究所と共同で開発したもので、1平方メートルで1年間に1立法メートルの水を得られる状態を1とした係数「water unavailability factor」が、各地での水源環境の違いを反映する。この係数と水の消費量とを掛け合わせることにより、場所による水の希少性を反映して、水利用が環境に及ぼす影響を数値化できる。

この指標は、農林水産省による「農林水産物を対象としたウォーターフットプリント算定事例」にも活用されている。「水のサステナビリティ」の追求と環境負荷低減による自然との共生の実現を重点課題としているサントリーグループは、水利用の環境への影響をより精査することができるこの指標が世界的に活用されることを期待し、この指標で企業などの水源涵養活動がもたらす効果を評価することが可能になる、としている。

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