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2014年07月10日

 

建築家坂茂氏 「建築界のノーベル賞」プリツカー賞を受賞

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写真: Paper Refugee Shelters for Rwanda, 1999, Byumba Refugee Camp, Rwanda
Photo by Shigeru Ban Architects
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写真: Container Temporary Housing, 2011, Onagawa, Miyagi, Japan
Photo by Hiroyuki Hirai
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建築業界で最も権威ある賞の一つであるプリツカー賞を運営するハイアット財団は2014年3月24日、2014年度のプリツカー賞を坂茂氏が受賞したことを発表した。同賞は建築を通じて人類と構築環境に大きな貢献を成し遂げた建築家に対して毎年授与される。

今回の受賞は、革新的なアプローチにより個人向け住宅や文化施設などの優美な設計を手がける一方、同じアプローチで長年にわたって人道的な活動に取り組んできたことが評価されたもの。

同氏は、経済性に優れリサイクル可能な竹や紙、再生紙などを建材資材として用いる独自の手法で知られる。20年にわたり世界中の被災地に赴き、被災者のための仮設住宅などを地元の住民やボランティア、学生とともに作る活動を続けている。

支援活動は1994年、ルワンダ難民キャンプで紙管を使った避難シェルターの建設を国連難民高等弁務官事務所に提案し、コンサルタントとして採用されたことをきっかけとして開始。東日本大震災では、被災者のプライバシー保護を目的とした避難所用の紙の簡易間仕切りシステムや、コンテナを使った3階建仮設住宅を提案し建設した。

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