企業・CSR

2014年03月29日

 

富士通のスマートメーター向け通信技術、国際標準化推進団体の承認を取得

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図:アドホック通信技術
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富士通は2013年11月15日、同社が開発したスマートメーター向け無線通信のデータ転送技術「アドホック通信技術」が、国際標準化推進団体の承認を取得したと発表した。低消費電力および高パケット損失ネットワークのデータ転送技術において世界初。今回の承認により、国内外の電力会社や機器メーカーが標準仕様を閲覧・活用できるようになり、本技術方式を実装した通信機器間で相互接続が可能となる。

同技術は、スマートメーターなどの通信システムに組み込まれることを目的とした、ネットワークを自動構築する自律分散型ネットワーク技術。これまで、各家庭に設置することを想定したスマートメーターは、安定した通信接続の維持という技術面での課題があったが、同技術により大規模でも安定した無線ネットワーク通信が可能となる。

この技術を活用している関西電力では、電気使用量の収集や開閉器制御が可能な双方向通信を実現し、すでに200万台を超える大規模スマートメーターシステムに導入され、安定的に稼働している。これにより、検針業務の効率化や電気使用量の見える化を図っており、最終的には1300万台のスマートメーター導入を目指す。

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