2013年12月31日
Keywords: ワークライフバランス ダイバーシティ 企業(非製造業) 大学・研究機関
産学の有志で構成される「ワーク・ライフ・バランス推進会議」は2013年11月、第7回「ワーク・ライフ・バランス大賞」を発表した。同賞は2007年から開催され、調和のとれた生活の実現を図る一環として、企業や自治体などからワーク・ライフ・バランス推進における積極的な取り組み、効果を上げた活動やサービス・商品などを幅広く募集し、表彰するもの。
優秀賞に選ばれた住友生命保険相互会社(東京、従業員4万2098人)では、パソコン利用時間を制限して長時間勤務の職場風土を改革。育休中職員には情報交換用Facebookを開設するなど、育児と仕事の両立にも力を入れている。同じく優秀賞のブラザー販売(愛知、従業員376人)では、社長が全国8カ所の拠点を回って従業員と対話を重ね、仕事と生活を自律的に管理できる人材を育成している点が評価された。ほか、百五銀行(三重)、PFU(石川)、藤田保健衛生大学病院看護部(愛知)が優秀賞、セントワークス(東京)が奨励賞を受賞した。
審査にあたった同推進会議の委員は、経営トップが率先してアクションを起こす時代になったと評し、自主的な取り組みが進んでいることを印象づけた。
小島和子