国際

2013年12月04日

 

LIXIL、インドネシアで循環型無水トイレの普及に向けた調査を実施

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住まいと暮らしの総合住生活企業であるLIXILは2013年9月11日、インドネシアにおける循環型無水トイレ「エコ・サニテーション」を 利用した保健衛生改善事業に向けた調査を、アジア及びアフリカにて、水や衛生、エネルギー分野での実績を有する開発コンサルティング会社、i-Incubateと共同で実施することを発表した。

インドネシアでは、下水道や処理施設の不在が農村における土壌や水資源の汚染につながり、深刻な問題になっている。LIXILが実施する調査は、下水道や汚染処理設備を必要とせず、点在する住宅ごとに設置可能な「エコ・サニテーション」の普及により、貧困層を中心に衛生的なトイレへのアクセスを向上し、不適切なし尿処理や野外用便を減らして、人々の保健衛生状態を 改善する事業のためのもの。

この調査は、国際協力機構(JICA)が2010年から実施している協力準備調査(BOPビジネス連携促進)に採択されている。JICAでは開発途上国のBOP層の人々が抱える課題に関して、企業や団体が、ビジネスモデル開発、事業計画策定、JICA事業との協働事業の可能性検討・確認などを行うことを支援している。

LIXILは、水を使わず、し尿を液体と固体に分けて衛生的に処理することで、汚染の拡散を防ぎ、資源循環を可能にするトイレの研究に取り組み、ベトナムや日本の徳島県上勝町で実証試験を積み重ねてきている。

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