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2013年10月22日

 

関東地方の猛暑 ヒートアイランド現象の影響強まる

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気象庁は2013年7月1日、関東地方等の都市における都市化による気温上昇等についての調査結果「ヒートアイランド監視報告(平成24年)」を発表した。同庁では2004年から同報告を毎年作成、公表している。

日本の主要都市の8月平均気温は、100年あたり約2~2.5℃の割合で上昇。要因として地球温暖化に加え、ヒートアイランド現象が挙げられる。この現象の強度や影響範囲は、長期的な都市化の進行に伴って徐々に変化しているが、日照や風向等の天候条件によっても異なる。

2009年~2012年の各年の8月の天候条件でヒートアイランド現象による気温への影響を都市気候モデルにより評価したところ、関東地方各地で高温となった2010年8月、2012年8月は、太平洋高気圧の勢力が強かったこと等の天候条件に加え、内陸部ではヒートアイランド現象の影響が特に強かったことが判明した。

日照時間が長かったことや、風向が南寄りだったために沿岸部都市の存在で風速が弱められ、海風による気温上昇の抑制効果が低下したこと等の影響とみられる。

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