生物多様性・食糧・水

2013年02月13日

 

大分市、震災後より雨水タンク設置補助制度の利用増

Keywords:    地方自治体 

 


大分県大分市が2007年度より行っている雨水貯留施設設置の補助制度の利用者が震災後より増えている。貯留した水は、災害時の防火や非常用水の他、庭木や打ち水として日常的に利用できることからも市民の関心が高まっており、同市は2012年度の予算を前年度の210万円から過去最大の260万円に増額、2012年11月28日に118件の申請で予算枠に達し受付終了した。

容量100L以上の雨水タンクを対象とし、設置費用の半分で最大2万5千円、浄化槽転用施設は5万円を限度として、年間の一定予算がなくなるまで補助を行う。制度を開始して以来、2007年度32件、2008度年70件、2009年度と2010年度は77件と年間を通して推移するペースだったが、震災後の2011年度はわずか3ヶ月間で86件を受付、年間の予算枠に達した。

同市によると、市内の雨水タンク設置者の記事が新聞に掲載されてから更に市民の問合せが増え、市ウェブサイトへのアクセスも多いという。今後も制度や予算を見直しながら普及を計って行く考え。

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