2013年02月08日
関西国際空港を拠点とし国内及びアジアにネットワークを持つ日本初のLCC(ローコストキャリア)Peach Aviationは2012年8月24日、深夜早朝時間における継続降下到着方式(Continuous Descent Arrival、以下CDA)の試行運用を同日から開始することを発表した。離着陸が混雑していない早朝、関西国際空港に到着する香港発の全ての便でこの降下方式を導入し、積極的に実施する。
CDA方式とは、巡航高度から降下を開始後、着陸までの降下角度を燃料効率上最適な状態で継続的に降下し着陸する降下着陸方式。降下途中で通常発生する水平飛行に近い飛行形態が排除されることから、消費燃料の節減ならびに排出CO2の削減につながる。具体的に、エアバスA320型機の1回の着陸で300~800ポンドの消費燃料の削減が可能となる。
関連のJFS記事:
ANA世界初のバイオ燃料による太平洋横断フライトを実施
JAL「空のエコ」プロジェクト、2010年度までに輸送量当たりCO2を20%削減