2013年01月23日
観光庁は2012年9月28日、「地域観光イノベーションに係る取組案件」として、石川県金沢市で展開されている「金沢公共レンタサイクル『まちのり』を活用した回遊性向上のための環境づくり」など計4件を採択したと発表 した。
同庁は、旅行者のニーズの多様化、旅行スタイルの変化等に対応した魅力ある観光地域づくりを推進するために、新たなモデルの構築につながる観光地域づくりの先進的な取組を支援しようと全国から取組を公募。その成果と課題を分析し、他地域の観光地域づくりへとつなげる予定だ。
「まちのり」のほか全国61件から選ばれたのは、岩手県北上市の「元気・健康になる『北上チャリ時間』事業創造プロジェクト」、長野県上田市の鹿教湯温泉旅館協同組による「参加・体験・交流型イベントデータ・情報構造標準化・オープン化とデータ収集・登録・検索、アドワーズ広告用キーワード選択システムの開発」、愛媛県の「松山市道後温泉エリアにおける回遊促進指向ユビキタス情報サービス」の3件。
審査基準には、「地域の者を含めた関係者が協力しながら主体的に取り組み、その取組が一部の事業者ではなく、地域に還元されるものであること」も含まれていた。
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