エコ・ソーシャルビジネス

2012年11月27日

 

旭硝子、貼るだけの簡単工事で省エネ可能なエコガラスを発売

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旭硝子は2012年10月、オフィスビルや店舗の省エネ窓リフォームに最適なエコガラス「アトッチ」の発売を開始した。

2011年の東日本大震災の影響で電力事情がひっ迫したことを受け、節電を目的とした省エネ窓リフォームのニーズが急速に高まっている。開閉できない窓が多いオフィスビルや店舗では、遮熱フィルムをガラスに貼る方法が大半を占めているが、遮熱フィルムの多くは夏の暑さ対策に一定の効果があるものの、冬の寒さ対策には効果がない。

今回開発された「アトッチ」は、既存の窓ガラスに室内からLow-Eガラス(複数のガラスの間に熱を通しにくくする乾燥空気等を密封し、その層内の熱の移動を少なくするために、片方のガラスの内側に特殊金属膜をコーティングしたもの)を貼りつけることで省エネ性能の高いエコガラスにする製品で、年間を通じた高い省エネ効果を発揮する。施工後は空調エネルギー使用量を約30%、空調エネルギーコストを年間約61万円削減できる。

また、施行時の足場設置が不要なため、施工費用を圧縮でき、施工も1窓あたり1時間以下と短時間ですむ。既存のガラスをそのまま使うため、ガラスの廃棄も不要となる。

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