エネルギー・地球温暖化

2012年07月27日

 

2012年4月 日本国温室効果ガスインベントリを提出

Keywords:  地球温暖化  大学・研究機関  政府 

 

環境省は2012年4月13日、気候変動に関する国際連合枠組条約および同京都議定書に基づき、2010年度の温室効果ガスの排出量等の目録(インベントリ)を作成し、条約事務局に提出したことを発表した。これは温室効果ガスを6%(対京都議定書の基準年値)削減する第一約束期間(2008~2012年)の3回目の報告である。

2010年度の温室効果ガス総排出量(確定値)は、12億5800万トンで、基準年の総排出量12億6100万トンと比べると0.3%の減少であった。2009年度の総排出量と比べると4.2%の増加で、その原因としては、2008年に発生したリーマンショック後の景気後退からの回復の中で、製造業等の活動量の増加に伴い産業部門からの排出量が増えたこと、猛暑厳冬により電力消費が増加したことなどが挙げられる。

京都議定書に基づく2010年度の吸収源活動の排出・吸収量は4990万トン(森林吸収源対策4890万トン、都市緑化等110万トン)となる。これは基準年総排出量の4.0%に相当するが、第一約束期間終了時に一括して計上されることになっている。

2010年4月日本国温室効果ガスインベントリを提出(関連のJFS記事)
日本の2010年度温室効果ガス排出量、90年比0.4%減、前年比3.9%増(関連のJFS記事)

登録日時:2012/07/27 06:00:15 AM

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