エネルギー・地球温暖化

2012年04月03日

 

日本の2010年度温室効果ガス排出量、90年比0.4%減、前年比3.9%増

Keywords:  地球温暖化  政府 

 

環境省は2011年12月13日、2010年度の温室効果ガス排出量の速報値を発表した。総排出量は12億5600万トン(CO2換算、以下同じ)で、京都議定書の基準年(1990年度)の総排出量12億6100万トンから0.4%(500万トン)の減少となった。また前年度比では3.9%(4700万トン)の増加となった。

前年度と比べて排出量が増加した原因としては、2008年に発生したリーマンショック後の景気後退から回復する中で、製造業等の活動量の増加に伴い産業部門からの排出量が増えたこと、猛暑厳冬により電力消費が増加したことなどが上げられている。

エネルギー起源のCO2の排出量を前年比で見ると、産業部門8.5%増、運輸部門0.9%増、業務その他部門0.5%増、家庭部門6.8%増、エネルギー転換部門0.1%増等の合計で4.4%増であった。

全国各地域で夏の平均気温が高く、地域平均気温は1946年の統計開始以来第1位の高温になった。12月終わりから1月末にかけては、全国的に気温が低かった。主要9都市の月平均気温を前年比で見ると、8月は3.0℃高く、1月は2.1℃低かった。

2009年度温室効果ガス排出量大幅に減少、90年比4.1%減(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/pages/030801.html

登録日時:2012/04/03 06:00:15 AM

English  

 

参照元

2010 年度(平成22 年度)の温室効果ガス排出量(速報値)について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14564


 

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