オージス総研、パソコンのリユースによる社会貢献活動を拡大

パソコンのリユースを通した社会貢献活動「はじまるくん」に取り組んでいるオージス総研は2011年３月１日、テーマパークを運営するユー・エス・ジェイ（以下USJ）から使用済みパソコンの提供を受け、事業スキームを拡大すると発表した。従来行ってきた障がい者によるクリーニング作業に加え、ソフトウェア導入や解体作業を行う。

オージス総研では2005年より、企業の使用済みパソコンの再生事業に取り組み、障がい者にクリーニング作業を委託する「作業委託プログラム」、再生パソコンを企業や従業員に購入してもらう「販売協力プログラム」、社会福祉団体やNPOなどに寄贈する「寄贈プログラム」の３つを行っている。

今回、USJから約200台のパソコンが提供され、13台は大阪府内の就労支援施設にて障がい者がクリーニング作業とソフトウェア導入を行った後、USJからの寄贈品とする。残りのパソコンは中古市場に売却し、USJは売り上げ金を「はじまるくん」運営資金に寄付し、オージス総研は自社からの出捐分を合わせて、作業委託費として就労支援施設に支払う。

併せて、同社ではこの取り組みをパソコン・周辺機器の解体作業にも拡大する。故障して使用できないパソコン・周辺機器約600kgについて、協賛会社に産業廃棄物処理を依頼し、障がい者や高齢者が引き取ったパソコンの解体作業を行う。

2006年度家庭用パソコンの回収・再資源化は31万台、前年比７％増（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/024522.html
ニュースレター 日本での廃棄パソコンの行方
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/027294.html

登録日時：2012/01/09 06:00:15 AM