大地を守る会、会員から回収した廃食油を燃料化し、野菜栽培へ

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有機農産物や自然食品の会員制宅配サービスの大地を守る会は2011年４月11日、原発に頼らない社会の実現のために、「スイッチ！電力」アクションを開始した。安定的で自然エネルギーへの転換の一環として、会員から廃食油の回収を行い、ディーゼル燃料（VDF)化し、生産者がその燃料で農機具を動かして野菜を栽培する。また、その野菜を販売することで、廃食油リサイクルの認知拡大をめざす。

同年７月11日から９月30日まで会員より油の回収および回収した油のVDF化を行う。10～12月末にVDFを使用して栽培した野菜「ゆかいな野菜物語」として販売する。「ゆ」が油、「かい」は回を表している。品目は掘り起こし機やトラクターを使用する小松菜やサニーレタスなど。販売価格は通常価格と同様。

廃食油はリサイクルすればVDF化することができるが、廃食油リサイクルの消費者認知は低く、一般家庭から排出される年間約20万トンの廃食油の多くが生活排水として河川に流されたり、廃棄されたりし、環境破壊の要因となっている。

登録日時:
2011/11/17 06:00:15 AM