日産自動車、沖縄県に電気自動車220台をレンタカー用に納入

大手自動車メーカーの日産自動車は2011年２月１日、沖縄県内のレンタカー各社に2010年12月に発売した電気自動車（EV）「リーフ」を220台納入した。現在、沖縄県はエコリゾートアイランド沖縄推進事業を通じ、観光の環境負荷低減を目的にモデル的にEVを導入しており、今回の納入は同事業への協力の一環として行われた。

沖縄県を訪れる観光客数は年間約600万人で、その約半数がレンタカーを利用している。日産は、リーフの優れた環境性能や加速性能、静かさといった特長を、レンタカーを利用する観光客に体験してもらうことでEVの全国的な波及効果につながると考え、同県によるEVレンタカーの積極的な導入をサポートすることを決めた。

今回の納入で、同社が2010年度内に全国に配備する約500台のリーフ・レンタカーのうち、約４割にあたる220台が沖縄県に導入されたことになる。

同県では、県内企業が設立した充電設備の整備を行う共同会社によって、すでに沖縄本島内18カ所、27基の充電設備が設置されており、EVレンタカーの始動に万全の体制が取られている。

日産　電気自動車の国内予約、2010年度目標を２カ月で達成（関連のJFS記事）
http://www.japanfs.org/ja/pages/030207.html

登録日時：2011/05/02 06:00:15 AM