生物多様性・食糧・水

2011年04月21日

 

国内初、水使用量データベース化に成功 東京都市大学

Keywords:    大学・研究機関  環境技術 

 

東京都市大学の伊坪研究室は、商品の原料生産や生産、廃棄、リサイクルまでに使われた水の総量を示す「ウォーターフットプリント」を算出するための水消費原単位データベースを作成し、2010年12月24日より同研究室のホームページにて公開した。水使用量・消費量のデータベースを用いることでウォーターフットプリントやLCAをより容易に実施することがねらい。

水資源の少ない欧州などでは水使用原単位のデータベース化が進んでいるが、日本国内では初めての試みとなる。今回のデータベースでは、産業連関表を基に、農作物や繊維、金属、化学製品など約400部門を網羅。対象となる製品の国内生産時に使われた水使用量を調査し、1円当たりで使用・消費される水量(リットル)として作成した。また、取水源への負荷を反映するため1製品ごとに河川水、地下水、雨水、回収水(再生水)と原単位を分類した。

同研究室は、製品の環境負荷を適切、正確に評価するため、カーボンフットプリントの算出や、製品のライフサイクルを通じて発生する環境影響を評価するLCAについて研究を行っている。

ダイワJFS・青少年サステナビリティ・カレッジ 講義録より
地球資源としての水問題
http://www.japanfs.org/ja/pages/022623.html

登録日時:2011/04/21 06:00:15 AM

English  

 

参照元

水使用量・消費量データベース(ver.1)の公開について
http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab/database/water_db.html
伊坪徳宏准教授 研究室ホームページ
http://www.yc.tcu.ac.jp/~itsubo-lab
東京都市大学ホームページ
http://www.tcu.ac.jp


 

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