花王、温室効果ガス排出量と気候変動に関する「開示優秀企業」に

大手化学メーカーの花王は2010年10月18日、カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト（以下CDP）が、日本の時価総額上位500社を対象として行う温室効果ガス排出量と気候変動への戦略に関する調査で評価され、開示優秀企業に選定された。

CDPとは、主要企業の気候変動に関する世界最大のデータベースを保有しているイギリス、ロンドンに本部を置く国際的なNPO。毎年、時価総額の大きい企業へ気候変動に関する質問表を送付し、その回答を分析・評価し、開示することにより、投資家、企業、政府などとの対話を促進させることを活動目的としている。

同社は、CDPが企業に質問の送付を開始した2003年より毎年回答を行い、2008年、2009年は、日本の中で情報開示が進んでいる企業として、カーボン・ディスクロージャーリーダーシップ・インデックス（CDLI）に選定された。今回はパナソニック、大成建設とともに、情報開示優秀企業という最高評価を獲得した。

同社は2009年６月に「花王 環境宣言」を発表し、2020年中期目標のひとつとして「ライフサイクル全体におけるCO2排出量を2005年比で35％削減する」ことを目標に掲げている。今後は、2009年より参画をしている「CDPサプライチェーンプロジェクト」の推進を通じて、サプライヤーとともに、地球温暖化のリスクと機会について理解を深めていくとしている。

[ニュースレター]「花王環境宣言」で、消費者や社会と「いっしょにeco」を提案する ～ 花王株式会社
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登録日時：2011/03/20 06:00:15 AM