2011年02月25日
Keywords: 交通・モビリティ 企業(製造業) 地方自治体 省エネ
神奈川県は2010年10月26日、慶応義塾大学、いすゞ自動車等と共同で取り組んでいる「電動フルフラットバスの地域先導的普及モデル策定とシステム化の実証研究」による試作車の車体デザインを発表した。
同実証研究は、慶応義塾大学の清水浩教授が開発した電気自動車「Eliica」の集積台車構造や新型電池といった技術を応用し、現在のディーゼルバスと比べ走行性能や経済性で同等以上と汎用性が高く、床全体が低く平らな電動バスの試作を目的としている。
今回発表されたいすゞ自動車による車体デザインは、将来の路線バスにふさわしい先進性、現実性、そして景観との調和性を持たせたものとなっている。試作車は2010年度中に完成し、路上での実証走行が行われる予定。
また神奈川県は、電動バスの本格普及を目指し、さらなる実用化技術の開発・改良を行うために、第2次試作車の開発に向けた産・学・公によるコンソーシアムを立ち上げることも発表した。メンバーは上記3者のほかに東芝、JFEエンジニアリング等 。コンソーシアムでは今後、準備会を設置し、国に対して必要となる支援や協力を働きかけるとともに、参加企業・団体の拡大を図っていく計画だ。
登録日時:2011/02/25 06:00:15 AM
県・慶應義塾大学・いすゞ自動車等が取り組む「電動フルフラットバス実証研究」の試作車デザインを発表!
http://www.pref.kanagawa.jp/press/1010/059/