3R・廃棄物

2010年12月08日

 

日本IBM他 クラウドの活用で安全なシップリサイクルを支援

Keywords:  3R・廃棄物  企業(製造業)  企業(非製造業) 

 

世界最大の国際船級協会である日本海事協会は2010年8月17日、日本IBMと共同で、インターネットを通じた「船舶有害物質情報管理ソリューション」の研究開発を行うことを発表した。クラウドを活用したウェブシステムによりインベントリ(船内の有害物質の一覧表)を構築し、このウェブシステムをモデルとして、より良いシップリサイクルの検討を進める。

シップリサイクルにおいては、船の建造、運航、解体等を通じ、材料メーカ、部品メーカ、機器メーカ、造船所、船主、船員、リサイクル施設、関係国、船級協会と世界中に多くの当事者が存在する。そのため、2009年5月にシップリサイクル条約が採択され、インベントリにより有害物質の情報を伝達することで、安全で環境に配慮した船舶の解体作業を目指すこととしている。

本共同研究では、船の建造から解体に至るすべてのプロセスにおいて、すべての関係者がこのインベントリをウェブ上で共有することによりシップリサイクル条約へのスムーズな対応を支援しつつ、利便性・効率性の研究やこの仕組みが可能とするビジネスモデルの調査を行う一方、セキュリティ面など運用上の課題についての検討も行う。

「グリーンIT」をめぐる日本の動向(関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/ja/join/newsletter/pages/
028753.html

クラウドを活用したウェブ上の有害物質情報管理ソリューションを提供
http://www-06.ibm.com/jp/press/2010/08/1701.html

登録日時:2010/12/08 06:00:15 AM

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