政策・制度・技術

2010年09月27日

 

東京都下水道局、温暖化対策に貢献する新技術3件発表

Keywords:  環境技術  地方自治体  地球温暖化 

 

東京都下水道局は2010年6月29日、地球温暖化対策に貢献できる新技術を民間企業と共同で開発したと発表した。新開発技術は「ターボ型流動焼却炉」「下水汚泥の脱水を効率的に行う技術」「光ファイバーを利用した水位検出システム」の3件。

下水処理の過程で発生する汚泥を焼却する際にはCO2や一酸化二窒素(N2O)等の温室効果ガスが大量に発生する。「ターボ型流動焼却炉」の特徴は、同炉の排ガスでターボチャージャーを動かして圧縮空気を炉内に送り込み(送風機が不用)、炉内を圧力状態にし、従来(850℃)より高温(870℃)で焼却する(N2Oの熱分解を促進)、炉本体の小型化(燃料使用量減少)等。

従来の焼却に比べて、N2Oの削減率50%以上、燃料使用量削減によるCO2削減率10%以上、電力量削減によるCO2の削減率40%以上の効果のあることが検証され、同炉の実用化の目途がたった。同炉の導入が進められる予定。月島機械、三機工業との共同で検証が行われた。

「下水汚泥の脱水を効率的に行う技術」は、画像解析を活用して安定的に脱水する技術。「光ファイバーを利用した水位検出システム」は、電源不用で安価な光水位検出器。

地球温暖化対策に大きく貢献できる技術の開発などを行いました
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infn0462.htm

登録日時:2010/09/27 06:00:15 AM

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