2008年07月16日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 再生可能エネルギー
ミサワホームは2008年3月17日、生活に必要なエネルギーのみならず、建設時に消費するエネルギーも回収できる「次世代ゼロ・エネルギー住宅」の試行棟を北海道旭川市に完成させたと発表した。
2007年10月に発売した住宅「SMART STYLE O」をベースとしたもので、断熱性(次世代省エネ基準の約2倍)、気密性を高め、冬季の日射取得性と夏季の日射遮蔽性、通風性などに配慮することで、家庭での消費エネルギーを最小限に抑えた。
従来品を改良したヒートポンプ冷温水システムとオリジナル開発のパネルルーバーに冷温水を通すタイプの冷暖房、発電能力9.5kWの屋根全面高効率太陽光発電(PV)システムなどにより、冬が厳しい旭川においても、年間エネルギー収支ゼロを実現する。毎年のエネルギー収支がマイナスになるため、一定期間を過ぎると建設時も含めたライフサイクルエネルギー収支もゼロ以下にできる。
同社は1998年に世界初のゼロ・エネルギー住宅を商品化し発売しているが、今回の試行棟ではそれを上回る断熱性能の実現とエネルギー利用の高効率化を図ることで、寒冷地での年間エネルギー収支もゼロ以下にできる次世代のゼロ・エネルギー住宅を実証する予定。
http://www.misawa.co.jp/misawa/news_release/misawa/pop-up/release-pages/2008_01_06/080317.html
登録日時: 2008/07/16 06:12:45 PM