2008年04月24日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 再生可能エネルギー 地球温暖化
新日軽は、太陽熱で暖められた外気を室内に取り込み、補助暖房として活用する太陽熱集熱パネル「ソーラーウォール」の量産体制を整え、2007年12月17日より学校向けに全国販売を開始した。これまでオーダーで対応していたが、ユニット品として開発し、販売を始めた。
ソーラーウォールは、表面にフッ素樹脂系黒色塗装が施されたアルミの多孔板で、建物の外壁を覆うように設置される。外気はパネル表面でも暖められると共に小孔を通過する際に熱交換で加熱され、この暖かい空気をファンで室内に吸引する仕組み。暖房しながら換気も行うことができる。
新日軽が販売するのは、省エネ効率の高さが評価されているカナダ・コンサーバル社が開発したパネルをポリカーボネイトの風防パネルで覆い、幅1.8メートル、高さ0.9メートルのユニットにしたもの。
同社の試算では、6.48平方メートルのソーラーウォールを南側に設置した場合、40人の標準教室あたり、東京地区で年間76.9リットル、北海道の札幌地区では129リットルの灯油の節約が期待できる。これによってそれぞれ年間、199.2kg、334.1kgのCO2を削減できる計算。
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登録日時: 2008/04/24 02:29:30 PM