交通・モビリティ

2007年06月13日

 

都市部でのカーシェアリング利用が拡大へ

Keywords:  交通・モビリティ  企業(非製造業)  地方自治体  地球温暖化  政府 

 

自動車を複数のメンバーで共同使用するカーシェアリングが徐々に都心部を中心に広がりをみせている。欧米と比べ国内では普及が遅れていたが、最近の燃料費の高騰により経済的メリットが大きくなったこと、また行政や民間の支援が増えてきたことから、利用が増え始めている。

マツダレンタカーでは2006年7月よりカーシェアリング事業の全国展開を開始した。無人店舗に関する規制緩和も進んだことから、これまでの地方での運営実績を活かし、全国レベルへ規模を拡大していく。

金沢市では、2006年11月より国土交通省、金沢市、公共バス事業者(北陸鉄道)、地元カーシェアリング事業者(北星産業)が協力し、地方都市として初めて本格的なカーシェアリングシステムの導入を開始した。事前に会員登録を済ましておくとカーシェアリングの利用でポイントを貯められ、バスの運賃にも使える経済的なシステムになっている。

カーシェアリング事業で最大手のオリックス自動車はレンタカーとカーシェアリングを組み合わせた新たなサービスを今春より本格化させる計画。それに伴い、首都圏や名古屋を中心に台数も大幅に増やしていく。同社ではマンションでのカーシェアリングサービスにも力を入れており今まで5ヶ所のマンションで導入しているが、今年中にさらに7ヶ所で展開していく計画。

オリックス自動車の説明では現在車一台当たりの利用人数は約15人20人の規模となっている。サービスの充実及び行政の支援が進むことで、長期的には欧米レベルの30人規模に市場を拡大していきたい意向。同時にカーシェアリングの拡大により、マイカーの無駄な利用を抑制し地球温暖化対策につなげていくことも目指している。



http://www.cs24.jp/carshare.html


登録日時: 2007/06/13 11:57:35 AM

英語記事はこちら


 


 

このページの先頭へ