政策・制度・技術

2007年01月25日

 

松下電器 環境の専門職「環境職能」を新設

Keywords:  政策・制度  企業(製造業) 

 

松下電器は、環境活動を推進するための専門職である「環境職能」を2006年4月に設立した。「環境職能」は社内の省エネや化学物質削減、リサイクル、社外への環境情報開示、環境コミュニケーションなど幅広く環境にかかわる業務に、専門的な知識と技術を持って従事する。国内では約450名が該当する。

同社は、「環境職能」の設立に加え、環境人材の育成を促進するために「環境職能人材育成指針」を策定。この指針に基づき、2006年4月から人材育成の推進機能として「環境職能人材育成委員会」を設置し、スキル評価制度・専門研修の実施などで、専門性の強化に取り組んでいる。

スキル評価制度とは、職種別・事業ドメイン別の客観的な評価基準に基づいた評価の仕組みで、社員のスキルのレベルを定量的に数値で評価するもの。同社は、日本の製造業では先駆的な試みとなるこの制度を、2006年4月から、日本国内の全社に一斉導入した。

同社は今後、これらの新たな仕組みで、環境関連の職務に従事する人材の質的向上を図り、環境経営の強化を図っていきたいと考えている。




登録日時: 2007/01/25 12:46:00 PM

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