交通・モビリティ

2006年07月29日

 

日産自動車、2015年新車のCO2排出量を40%削減へ

Keywords:  交通・モビリティ  企業(製造業)  地球温暖化 

 

日産自動車は2006年3月15日、報道関係者向けの技術説明会で、2015年に新車のCO2排出量を2005年比で40%削減するという技術開発目標を発表した。地球温暖化への対応として、「長期的な平均気温の上昇幅を2℃以内に抑えるため、大気中のCO2濃度を550ppmに安定化させることが必要」とするIPCCの見解に基づき、同社では2050年までに新車のCO2排出量を2000年比で70%削減が必要と想定して、具体的に目標値を設定したもの。

CO2削減の方策は、クルマでの削減、人での削減、交通環境での削減と3区分。クルマでの削減では、ガソリンエンジンについて「サイクル効率の向上」「ポンプ損失低減」「フリクション損失低減」の新技術を開発し、30%のCO2削減を目指すと共に、無段変速機(CVT)の変速比幅の拡大と搭載車両の普及を図る。また、電動車両については、モータ、バッテリ、インバータ等の小型化、軽量化、コスト低減を図り、電動化を推進する。

人での削減では、運転者による燃費のばらつきをなくすため、Eco.メータ(燃費メータ)、プローブ情報(無線通信技術によってクルマから得られる位置、速度等の情報)により省エネ運転をサポートし、約7%のCO2削減を目指す。交通環境での削減においてもプローブ情報の活用で、渋滞を回避、緩和し、CO2削減に貢献するとしている。



http://www.nissan-global.com/JP/ENVIRONMENT/index.html




登録日時: 2006/07/29 06:18:52 AM

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