政策・制度・技術

2006年06月30日

 

第三次環境基本計画 - 環境から拓く新たなゆたかさへの道

Keywords:  政策・制度  政府 

 

2006年4月7日、日本政府は環境施策の大綱を定める第三次環境基本計画を閣議決定した。環境基本計画は、環境基本法に基づいて定められる。今回の計画は、1994年、2000年に続く第三次の計画であり、「環境から拓く新たなゆたかさへの道」をサブテーマに、環境政策の新たな方向性、今後展開する取組などを明示している。

方向性では、環境と経済の好循環に加えて、社会的な側面も一体的な向上を目指す「環境的側面、経済的側面、社会的側面の統合的な向上」のほか、「持続可能な国土・自然の形成」、「技術開発・研究の充実」、「国・地方公共団体・国民の新たな役割と参画・協働の推進」、「国際的な戦略を持った取組の強化」、「50年といった長期的視野からの政策形成」などを明らかにしている。

今後取り組む施策については、「地球温暖化対策」「生物多様性の保全」など、事象別に6分野、「市場における環境の価値が積極的に評価される仕組みづくり」「環境保全の人づくり・地域づくりの推進」などの事象横断的な4つの分野の合計10の重点分野ごとに政策を示している。これら施策を効果的に推進し、計画の進捗状況を適切に評価するため、具体的な数値で示す目標や指標を設定している。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7033


http://www.env.go.jp/policy/info/3rd_kihon/


登録日時: 2006/06/30 11:09:05 PM

英語記事はこちら


 


 

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