2006年06月18日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 化学物質 大学・研究機関 政府
2006年3月23日、独立行政法人建築研究所と財団法人総合科学研究機構は、国土交通省総合技術開発プロジェクト「シックハウス対策技術の開発」での共同研究に基づき、簡易型ホルムアルデヒド検知シートを開発したことを発表した。
ホルムアルデヒドの室内濃度が高いことが明らかになった場合、その対策を適切に講じるためには発生源を特定し、処置する必要がある。しかし、従来の測定法では空間の平均的な濃度の判定はできるが、発生源を特定することが困難であった。
「ホルムアルデヒド発生源特定用検知シート」は、ホルムアルデヒドに反応する検知紙をアダプターに挿入し、それを床・壁・天井等の表面に設置することで、簡便に放散の度合いを判定することが出来る。建材などの表面からの放散だけではなく、引き出しやタンスの中、押入の中などのャ空間の気中濃度の判定も2時間程度で可能。2006年5月よりシナジー総合研究所より販売を開始している。
http://www.kenken.go.jp/japanese/information/information/press/20060323.pdf
登録日時: 2006/06/18 06:03:29 AM
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