政策・制度・技術

2006年03月16日

 

自然資本で栄える国家 環境大臣「自然資本100年の国づくり案」発表

Keywords:  政策・制度  政府 

 


小池環境大臣は2005年12月、子孫に自信を持って引き継げる国土環境・都市環境づくりのための「自然資本100年の国づくり(案)」を発表した。これに基づき、2006年1月より4月28日まで、国民からも広く「私が考える、自然資本 100年の国づくり」を募集中。

京都議定書第1回締約国会合(COP/MOP1)への出席に当たり、同大臣が自身の考えをまとめたこの案は、産業革命以来、急速に社会資本の整備が進められた近代の130年を振り返り、21世紀の100年は自然資本(緑、水、空気、生き物など)を再生させ、次世代に負の自然資本を引き継がない覚悟で自然資本の整備に取り組み、自然資本こそを国土・都市の骨格にするというもの。

具体的な提案は、社会問題にもなっているニートの自立支援と組み合わせた森林の整備、自然の営みを再生させた上で人の知恵とうまく結びつけた都市づくり、エネルギー需給100%・CO2排出ゼロを目指した太陽エネルギーの徹底活用などの6項目。歴史的転換期にふさわしい大胆な発想を用い、すべての政府活動に環境を組み込んでいくという方針が示されている。



http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=6702




登録日時: 2006/03/16 10:43:11 AM

英語記事はこちら


 


 

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