エコ・ソーシャルビジネス

2006年01月15日

 

東芝、携帯音楽プレーヤー用小型燃料電池を開発

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  再生可能エネルギー  環境技術 

 

2005年9月16日、東芝は電子機器に組み込む小型燃料電池ユニットを開発し、携帯音楽プレーヤーの試作機を用いた動作検証を開始した。これは、2004年6月に発表した
(http://www.japanfs.org/db/801-j)
世界最小の燃料電池の実用化を推進するため。

今回開発したのは、出力が100mWと300mWの燃料電池ユニットで、それぞれシリコンオーディオ(メモリ内蔵型)プレーヤー、HDDオーディオプレーヤーに組み込まれる。100mW型は、横23mm、縦75mm、厚さ10mmと板ガム程度のサイズで、内蔵タンクに3.5ccの燃料を注入して約35時間の駆動が可能。

このプレーヤーには動作検証用の部品が含まれるため、最適な製品設計を行えば大幅に小型化できる。また、今回の開発では小型燃料電池に関する国際標準化の動向を踏まえ、IEC(国際電気標準会議)で策定中の安全性規格案に準拠した設計を行っている。

同社の燃料電池は、小型化に適したパッシブ型の採用や、一般には30%以下に希釈するメタノール燃料を薄めずに使用できることなどが特長。今後、耐久性・信頼性試験などを行い、2007年以降の燃料電池の本格普及期に向け、生産技術を含めた開発を加速していく考え。



http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_09/pr_j1601.htm


東芝、世界最小・親指サイズの燃料電池を開発 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/801-j


登録日時: 2006/01/15 03:43:06 PM

英語記事はこちら


 


 

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