政策・制度・技術

2006年01月02日

 

京セラグループ、環境会計を四半期毎に開示

Keywords:  政策・制度  企業(製造業) 

 

京セラは、環境会計を四半期で集計し、ウェブサイトで公開することとし、2005年度第1四半期の集計結果を9月28日に公開したと発表した。四半期毎の集計・開示によって、環境保全に関する投資・費用対効果をよりタイムリーに把握し、効率的な環境保全対策を実施できるようにする考え。

京セラグループでは、2002年度から環境会計を導入し、社会環境報告書などを通じて情報開示を行ってきたが、環境会計を企業の社会的責任(CSR)の一環としてだけでなく、社内において費用対効果を意識付ける指標としても重視。四半期毎の集計結果を有効活用し、積極的な環境保全活動に取り組む。

2005年度第1四半期(4-6月)の環境保全コストは、投資額は6億6500万円(前年6億1700万円:年間合計の1/4、以下同じ)で、環境設備や研究開発に関する投資が増加。費用額は23億9700万円(22億7000万円)で、省エネ、創エネに関する研究開発費の増加があった。

環境保全対策に伴う経済効果は、12億1400万円(11億3000万円)で、電力費、廃棄物処理費、原材料費などの削減によるほか、有価物売却によるもの。電力、燃料、PFC等の温室効果ガスの合計削減量をCO2換算すると1万1801トン(1万685トン)の排出削減に相当する。




登録日時: 2006/01/02 02:17:03 PM

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