政策・制度・技術

2005年03月28日

 

京都府ウッドマイレージCO2認証制度創設

Keywords:  政策・制度  地方自治体  地球温暖化  生態系・生物多様性 

 

京都府は2004年度より、木質資源の積極的な利活用を目指しウッドマイレージ認証木材普及事業を開始し、12月28日、京都府産木材認証制度実施要綱を制定したと発表した。

ウッドマイレージとは木材の輸送距離と木材量を乗じた指標で、木材輸送過程のエネルギー消費を減らし、環境にやさしい木の利用を促進するために使われ始めている考え方。例えば、木材の国別輸入量では米国がトップであるが、ウッドマイレージを国別に計算すると日本は米国の4倍にもなる。

あらかじめ知事の認定を受けた事業体が生産、加工及び流通する京都府産木材に対して、指定認証機関が京都府産木材証明書及びウッドマイレージCO2計算書を発行する。ウッドマイレージCO2とは、木材の輸送の過程における二酸化炭素の排出量。

府独自に木材輸送に係るCO2排出量を明確にするウッドマイレージCO2認証制度を創設することにより、京都府産木材の府内における幅広い活用を促進するともに、輸送過程における二酸化炭素の排出量の削減を図り、地球温暖化防止対策に資することを目的としている。また、2006年4月までは認証木材を間伐材(丸棒及び合板)に限定することで、間伐材の公共事業での確実な利用を促進する。



http://www.pref.kyoto.jp/forest/gyousei/plan/jigyo/w_milage.html


http://www.pref.kyoto.jp/forest/gyousei/w_milage/youkou.html


登録日時: 2005/03/28 12:00:34 PM

英語記事はこちら


 


 

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