日産ディーゼル、2005年排ガス規制適合の大型トラック発売

日産ディーゼル工業は、世界で最も厳しいディーゼル排出ガス規制となる2005年排ガス規制に適合する大型トラック「Quon：クオン」シリーズの発売を、2004年11月19日に開始した。規制開始より１年前倒しの発売となる。

2005年排ガス規制値は、粒子状物質（PM）0.027g/kwh、窒素酸化物（NOx）2.0g/kwhである。規制適合技術「FLENDS」は、超高圧燃料噴射により、PMを大幅に削減するが、この際大幅に増加するNOxを尿素SCR触媒で削減するという一連の反応を総合的に制御するもの。

尿素SCR触媒は選択還元型NOx触媒で、尿素32.5％の水溶液。NOxに尿素水を混合すると、無害な水と窒素に分解される。尿素水は三井化学で製造し、全国787ヵ所のトラックステーションと日産ディーゼルのサービス拠点185ヵ所で供給する。





登録日時: 2005/02/05 07:54:13 AM

英語記事はこちら