2004年12月31日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 大学・研究機関 教育 生態系・生物多様性
東京大学では、学生による環境団体「環境三四郎」がさまざまな活動をしている。1993年10月に設立された同団体は、現在、大学1-2年生約40名を中心として活動。設立以来所属するメンバーは総勢150名を越え、学生時代の活動で得た問題意識や視点から、仕事の場に出たあとも環境問題に取り組む社会人も多い。
同団体は、1994年より大学の講義「環境の世紀」の企画運営に協力している。これは10数名の講師陣が週替わりで環境をテーマに話すオムニバス形式の講義で、同団体は講師陣の選定にも協力。学問分野を越えた専門家やジャーナリストや弁護士など招いたり、同団体が独自に行った事例研究の結果も発表。講義後にはゼミも開講し、学生自らが学ぶ場を充実させている。
また、2003年12月には教養学部に「ビオトープ化企画書」を提出し、学内にある池の自然環境をよみがえらせるよう働きかけた。メンバーは現在「ビオトープ管理士」の資格取得を目指している。
2003年より学内において「環境週間」も主催し、古着リユースキャンペーンや、生協と連携してエコグッズ・環境関連書籍コーナー設置などを実施。今後は、他大学とより連携し幅広い活動を展開しようと模索している。
日本では、この数年、多くの大学で学生による環境団体が盛んに活動をするようになっている。大学を超えたネットワークもいくつもあり、情報交換をしながら、それぞれの大学で活動を進めている。
http://www.sanshiro.ne.jp
登録日時: 2004/12/31 09:38:51 AM
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