政策・制度・技術

2004年10月12日

 

環境省の温室効果ガス排出量取引試行事業、42社が参加し、255件の契約が成立

Keywords:  政策・制度  地球温暖化  政府 

 

2004年6月7日、環境省は温室効果ガス排出量取引試行事業の結果を発表した。42社が参加し、2003年12月から2004年6月まで4回に分けて実施された仮想の取引市場において、合計255件の契約が成立、2,417,886t-CO2の排出枠が移転される取引が行われた。

この試行事業では、実際の金銭のやり取りは行わず、排出枠等は本試行事業限りのもの。各参加企業は、自主削減目標及び自主削減計画を策定し、2003年度中排出削減に取り組み、削減目標達成のため排出量取引を活用。

2004年4月、排出量を実際に算定し、第三者の検証機関による検証を受け、2004年6月、各参加企業が保有している排出枠等の償却手続きを行った後、償却量と排出実績とを突き合わせて目標の達成状況を確認する、というしくみ。

環境省では、この結果こうした排出枠等の取引市場が我が国においても十分に成り立ちうることが示唆されたとし、排出量の算定・検証方法やクレジットの取引・移転手法等の技術的な知見を集積し、今後に生かしていく方針。



http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5009


http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4549


登録日時: 2004/10/12 02:33:51 PM

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