2004年10月05日
Keywords: 3R・廃棄物 大学・研究機関 環境技術 食糧
秋田県総合食品研究所は、ビール粕から生分解性プラスチックの原料を生産することに成功したことを2004年6月4日に発表した。
ビール粕を原料として、生分解性プラスチックの原料であるL-乳酸の生産実験を行ったところ、ビール粕1000kgから150kgのL-乳酸を生産させることに成功。この技術を確立するによって、L-乳酸の大幅なコストダウンが期待される。
同研究所では、ビール粕のように硬いセルロース植物からL-乳酸を生産することができたため、その他の食品工場から排出される植物性廃棄物からも容易にL-乳酸を生産できると考えている。この技術に関してはすでに特許出願済み。
秋田県では多くの農産物を生産しているが、その加工により排出される食品廃棄物のほとんどは焼却又は埋め立て処分せざるを得ないのが現状。この技術により資源循環型社会の構築の進展への貢献が期待されている。
http://www.arif.pref.akita.jp
登録日時: 2004/10/05 01:26:46 PM
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