化学物質

2004年07月30日

 

残留性有機汚染物質廃絶のためのネットワーク設立

Keywords:  化学物質  NGO・市民  大学・研究機関  政策・制度 

 

PCBやダイオキシン類、DDTやアルドリン等の塩素系農薬等、いわゆる残留性有機汚染物質の削減や廃絶を目指す国際条約である「POPs に関するストックホルム条約」の発効に合わせ、2004年5月17日、「日本POPs ネットワーク」が設立された。POPsとはPersistent Organic Pollutants(残留性有機汚染物質)の略。難分解性、生物蓄積性、長距離移動性などをもつ有害性の高い有機汚染物質のことで、次世代への影響も大きいと懸念されている。

化学物質と環境との調和を目指すNPO「エコケミストリー研究会」が呼びかけたこの「日本POPsネットワーク」は、POPsに関係する「情報のネットワーク」と研究者や行政・企業の担当者、市民団体等、所属や地域、国などの異なる「人のネットワーク」を構築することで、POPs対策のための研究、リスクアセスメント、リスクコミュニケーション、リスクマネジメント等を促進することを目的とする。

既に、中国清華大学の「中国POPsネットワーク」、廃棄物学会有害廃棄物部会、横浜国立大学大学院の文部科学省21世紀COEプログラム「生物・生態環境リスクマネジメント」等との連携・協力を得ているが、趣旨に賛同する個人や組織へ更なる参加を呼びかけている。



http://www.ecochemi.jp/pops_net/index.html




登録日時: 2004/07/30 10:26:14 AM

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