2004年06月04日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス NGO・市民 企業(製造業) 企業(非製造業) 政策・制度
2004年2月26日、環境経営格付機構は、昨年に続く第二回の格付結果を発表した。最後まで格付に協力した日本企業67社の格付が「格付の木(Rating Tree)」で発表された。
「格付の木」には計63枚の葉がついている。1枚の葉っぱが各項目を示し、緑、黄色、赤、落ち葉のどれかで表示される。各項目に3つの質問が用意されており、その答えが3つともYesであれば緑、2つがYesであれば黄色、1つがYesであれば赤、Yesが無い場合は落ち葉となって表示される。
その企業の強い項目、弱い項目が一目でわかる。地域住民や新入社員など一般の人々にも企業の実体をわかりやすく情報公開できるようにとの目的で考案されたしくみである。
格付のためには、格付委員と格付先企業との間で「経営」「環境」「社会」の三分野についてのヒアリングとサステナビリティ・ダイアログや経営トップへのトップインタビューが行われる。約90名の格付委員はすべてボランティア。
第一回格付結果と比較すると、特に「経営分野」の評点獲得率が 85.3から94.1へと大幅に伸びており、昨年の格付評価の経験がそれぞれの企業でのレベルアップに貢献していることが認められた。
環境経営格付機構は「企業にとって重要なのは、改善へのあくなき取組み姿勢であって、相対的な位置付けではない」という考えから参加企業の順位はあえて公表しない方針。「今後は環境対応が進んだ企業だけでなく、もっと多くの企業にも積極的に格付に参加してもらうことで、新しいビジネスモデルの確立に貢献していきたい」と述べている。
http://www.smri.jp/framepage.htm
登録日時: 2004/06/04 11:40:08 AM
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