エコ・ソーシャルビジネス

2004年04月22日

 

びわこ銀行が環境コベナンツ契約を締結

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業)  地球温暖化  政策・制度  省エネ 

 

滋賀県大津市に本店を置くびわこ銀行は2004年1月20日、取引先の製紙業者である大津板紙と環境コベナンツ契約を締結した。コベナンツとは融資取り組みにあたり、契約内容に記載する一定の特約条項のこと。

大津板紙は、2004年1月8日に大津市内の工場で、省エネ・環境保全を推進するためのコージェネレーション設備を稼動、主燃料を重油から天然ガスへと転換した。これにより省エネと温室効果ガスの大幅削減が見込まれている。

今回の環境コベナンツは、新設備導入による温室効果ガス削減状況およびコスト削減状況を検証し、その達成状況によってさらに優遇利率を適用するという、新しい取り組み。

融資額は2億円で、温室効果ガス削減率の達成状況と光熱費削減率達成状況が評価項目となる。評価項目1項目達成につき利率を一定率引き下げ、2項目とも達成した場合はさらに一定率引き下げる。利率の改定は毎年6月に行う。

びわこ銀行は2003年7月に環境銀行を立ち上げ、環境問題をビジネスとしてとらえ、銀行経営の柱のひとつとして位置付けた取り組みを進めている。今後も環境銀行を通じ、環境対策に熱心に取り組む取引先の金融面のサポートを積極的に行いたいとしている。




びわこ銀行、融資で環境活動を後押し (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/417-j


登録日時: 2004/04/22 04:52:06 PM

英語記事はこちら


 


 

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