3R・廃棄物

2004年04月16日

 

鶏糞の焼却熱で発電 宮崎の会社が事業化

Keywords:  3R・廃棄物  企業(非製造業)  再生可能エネルギー  政策・制度 

 

宮崎県川南町の「みやざきバイオマスリサイクル」は、2005年3月をめどに鶏糞の焼却熱を利用した発電事業を開始する。

「家畜排泄物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」により、2004年11月から家畜の排泄物の適正処理が畜産業者に義務付けられるため、養鶏農家からの鶏糞供給が増えると見込んでいる。

工場では、養鶏農家から買い取った鶏糞を燃やし、その熱で蒸気タービンを回し発電する。最大出力は約1万1,000キロワット、鶏糞の年間焼却量は約13.2万トンとなる見通し。発電した電力は九州電力へ、焼却灰は肥料原料として肥料工場へ販売する。

会社は九州電力の子会社「西日本環境エネルギー」や川南町の養鶏農家などが出資し、2003年5月に設立された。既に工場の建設を始めており、2004年11月に試運転を予定している。




登録日時: 2004/04/16 03:58:03 PM

英語記事はこちら


 


 

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