2004年03月18日
Keywords: エコ・ソーシャルビジネス 企業(製造業) 化学物質 大学・研究機関 環境技術
ダイキン工業は、山形大学医学部との共同研究において、世界で初めて「光触媒チタンアパタイト」フィルターが新たにウィルスを吸着・捕獲する様子の撮影に成功した。
同フィルターはダイキン工業が初めて実用化に成功したもので、吸着力は従来品の約2.5倍。2003年7月に、ウィルス・細菌・エンテロトキシンを99.9%以上不活化・分解することが公的機関において実証されている。
今回さらに同社と和歌山県立医科大学の共同研究において、同フィルターの主成分がダニ・花粉のアレルゲンを99.6%以上、吸着・不活化することを実証。花粉を分解する様子の撮影にも成功した。これにより、花粉が鼻や目など湿度の高いところに付着後、破裂してアレルゲン物質を飛散させるより前に分解し、無害化できることが実証された。
「光触媒チタンアパタイト」フィルターは、2003年8月より発売の同社空気清浄機・新型「光クリエール」に搭載されており、今後発売する省エネルームエアコンなどにも搭載する予定。
登録日時: 2004/03/18 03:50:15 PM
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