政策・制度・技術

2003年09月27日

 

環境省、温室効果ガス排出量算定方法ガイドラインを策定

Keywords:  政策・制度  地球温暖化  政府 

 

2003年7月8日、環境省は事業者用温室効果ガス排出量算定方法ガイドライン(試案)を発表した。事業者の自主的な温室効果ガス削減取り組みを促進するためには、取り組みの基盤となる排出量の算定方法の確立とその普及が不可欠と考え、多くの事業者が活用できる標準的な算定方法の検討を進めてきたもの。

現状は、排出量の算定方法が事業者によって大きく異なっており、取り組み内容の公表についても、大手企業が中心で、中小事業者の理解が十分に進んでいない。

本ガイドラインの「第1部 排出量算定の枠組み」では、組織や活動の算定範囲の設定や望ましい排出量の算定方法を示している。「第2部 排出量算定方法」では、具体的な活動区分と排出係数を示し、実際に企業が排出量の計算をできるようなマニュアルとなっている。

環境省はこのガイドライン策定によって、より多くの事業者が自主的な排出量算定をおこなうことを期待している。今年度実施する温室効果ガス排出量取引試行事業でこのガイドラインを使用し、内容の妥当性、実施可能性を検証し、必要に応じて更新していく予定。





http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=4221





登録日時: 2003/09/27 11:51:50 AM

英語記事はこちら


 


 

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