エコ・ソーシャルビジネス

2003年07月28日

 

トヨタ、自動車環境総合評価体制強化へ新システム

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  交通・モビリティ  企業(製造業)  政策・制度 

 

トヨタ自動車は、自動車の生産、使用、廃棄にいたる全ての段階において環境負荷を軽減するLCA(ライフサイクルアセスメント)を踏まえた独自の環境評価システムを新たに導入し、2005年からすべての新車開発に適用する。

新システム「Eco-VAS」(エコバス-Eco-Vehicle Assessment System)の特長は以下のとおり。
(1)車両の開発責任者が、開発の企画段階で環境負荷低減目標値を設定する
(2)評価項目は、燃費、排ガス、騒音、廃棄段階のリサイクル性、生産から廃棄までのライフサイクル全体で排出されるCO2など広範囲にわたる
(3)各評価のため、既存の環境データベースを情報ネットワーク化し、開発責任者や担当者が随時活用できるシステムを新たに構築。目標達成状況のチェック、評価結果のフィードバックも繰り返し行えるようにする(2004年から稼動。現在開発中の車両の環境評価にも活用)

これらにより、車両開発責任者のマネジメントのもと、評価目標達成に向けて着実に開発を進め、車両ごとに開発初期段階から随時確認したり改善することが可能となる。

トヨタでは2001年6月発売のエスティマハイブリッド以降、LCAを活用して主要車種における環境評価を実施している。今回の新システムの導入で、総合的な環境評価への取り組みをいっそう強化していく考え。



http://www.toyota.co.jp/jp/news/03/Jun/nt03_049.html




登録日時: 2003/07/28 08:45:49 AM

英語記事はこちら


 


 

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