2003年06月16日
環境省の中央環境審議会が、自動車排ガス低減対策についての第6次答申案を提出した。今回の答申案では特に二輪車の排ガスに対して規制が強化された。
2006年から2007年にかけて、現行規制に比べ炭化水素(HC)は75-85%低減、窒素酸化物(NOx)は50%低減、一酸化炭素(CO)は85%を低減することになる。これは世界で最も厳しいレベルの目標値。
従来の自動車排ガス低減対策にも関わらず、日本の二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)等による大気汚染は依然として厳しい状況にある。そのため自動車全体に占めるHC排出寄与率が20%と高い二輪車を対象に、HCの低減に重点をおいて規制を強化したもの。
HCの低減は、大気中の二酸化窒素(NO2)、浮遊粒子状物質(SPM)、光化学オキシダントの濃度低減、有害大気汚染物質の排出低減に効果がある。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=4508&hou_id=4060
登録日時: 2003/06/16 09:45:43 AM
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