政策・制度・技術

2003年06月14日

 

トラック運送業界、独自の環境経営認証制度を創設

Keywords:  政策・制度  交通・モビリティ  企業(非製造業)  地球温暖化  大学・研究機関 

 

交通エコロジー・モビリティ財団(国土交通省所管)は、トラック運送事業者の環境保全活動を推進するために、「グリーン経営認証制度」を創設した。独自の基準に基づいた第三者審査を行い、一定のレベル以上の取組みを行っている事業者を認証・登録を行うもので、今秋にも開始する予定。

認証基準となるのは、ISO14000シリーズに基づいて作成された「グリーン経営推進マニュアル」。環境保全項目を「社内体制整備」「エコドライブの実施」「低公害車の導入」「自動車の点検・整備」「廃棄物の排出抑制・適正管理・リサイクル」の5つに分類し、それぞれの具体的な取組内容への達成度(環境パフォーマンス)を3段階で評価する。

審査は同財団から委託を受けた第三者機関が行い、当財団が認証合否を判定、認証登録を行う。認証期間は2年で、16万円程度で審査・登録ができる。

トラック運送業界は中小規模の事業者が99%を占め、国際規格ISO14001の認証取得は経済的、人的負担が大きく容易ではない。ISOよりも安価で手続きが簡素な認証制度を創設することで、事業者の取組み意欲の向上をはかり、トラック運送業界の環境負荷の低減をめざす考え。




トラック運送事業におけるグリーン経営推進マニュアル、完成 (関連のJFS記事)
http://www.japanfs.org/db/133-j


登録日時: 2003/06/14 09:44:20 AM

英語記事はこちら


 


 

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