政策・制度・技術

2003年06月11日

 

下水道事業の排出枠取引制度、検討

Keywords:  政策・制度  地方自治体  地球温暖化  政府   

 

国土交通省では、水質汚濁物質の削減に係る経済的手法として、下水道事業における排出枠取引制度に関する検討を進めている。

平成14年度の検討では、東京湾周辺の下水道を対象とした排出枠取引モデルを検討し、効果を把握した。これは、下水道から排出される汚濁物質の抑制をめざして、処理場を運営する地方自治体に削減目標を設定し、汚水の排出権を取引する市場をモデル検討したもの。市場メカニズムを活用することで、排出削減コストを全体で最大約10%下げられることがわかった。

今後は、下水道事業における排出枠取引の対象範囲や環境基準等の検討を重ねる。そしてまた、排出枠取引と他の経済的手法及び規制的手法とのポリシーミックスや基金の管理方法等を考えながら、排出枠取引の制度設計を進めていく考え。



http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha03/04/040418_.html




登録日時: 2003/06/11 08:48:32 AM

英語記事はこちら


 


 

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