エコ・ソーシャルビジネス

2003年05月29日

 

家庭用燃料電池市場へ、コンソーシアムを設立

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  企業(製造業)  企業(非製造業)  再生可能エネルギー 

 

2003年4月16日、日本総合研究所は、家庭用の燃料電池市場の早期立ち上げをめざし、5月に企業共同体(コンソーシアム)を設立することを発表した。メーカーやガス会社など数十社の参加を見込んでいる。

燃料電池の開発・実用化に向けてさまざまな動きが加速しているが、なかでも家庭用を中心とした定置用燃料電池の普及は、自動車用燃料電池より早く進むと予想されており、政府の燃料電池プロジェクトチームでは、2010年の目標を約210万kWと定めている。2010年の家庭用燃料電池の市場規模は、2,650億円に上るという民間調査機関の予測もある。現状では導入価格が非常に高いが、技術革新によってコストも急速に下がるという見方も強い。

従来の燃料電池をめぐる開発はハードが中心だったが、今回立ち上げるDESS(Decentralized Energy System & Software)コンソーシアムでは、複数の燃料電池をネットワークでつないだ場合のソフト(制御・運転方法)に注目して、先行的に知的財産を開発・蓄積する活動をめざす。将来的には、蓄積した知的財産をコンソーシアム参加企業で共有するしくみを作り、国内外における同ビジネスの普及拡大をはかる狙い。



http://www.jri.co.jp/press/2003/0416.pdf




登録日時: 2003/05/29 02:08:36 PM

英語記事はこちら


 


 

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