2003年04月24日
Keywords: 3R・廃棄物 NGO・市民 地方自治体 政策・制度 生態系・生物多様性
世界の熱帯林の破壊を防ぐため世界のNGOと連携をとりながら関西を中心に活動している「ウータン・森と生活を考える会」(「ウータン」はマレー語で「森」を意味する。)は2001年3月から「選挙板の熱帯材不使用キャンペーン」を行っている。
90年以降、多くの自治体では公共工事に使用する熱帯材合板の使用を削減してきたが、建築部署とは異なる選挙管理委員会では、現在でも選挙掲示板に熱帯材合板を多く使っているところがある。
NPO法人大阪ごみを考える会などとともに、自治体との交渉や全国の政令指定都市・県庁所在地都市へのアンケートの実施など、「選挙板の熱帯材不使用への取組み」を広げた結果、政令都市や県庁所在地都市の73%以上、30万人以上の都市の90%が、選挙掲示板を熱帯材合板から再生紙ボード、再生ペットボードに転換した。
ウータン・森と生活を考える会やNPO法人大阪ごみを考える会は、まだ熱帯材合板を使用している自治体に再生材に転換するよう呼びかけている。
登録日時: 2003/04/24 09:20:37 AM
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