エコ・ソーシャルビジネス

2002年11月08日

 

バイオディーゼル燃料の製造装置を販売

Keywords:  エコ・ソーシャルビジネス  交通・モビリティ  企業(製造業)  再生可能エネルギー 

 

環境ベンチャーのセベックは、廃食油から軽油代替燃料 「NDF」(バイオディーゼル燃料)を作る装置を開発し、発売した。約8時間で日量400リットルの廃油を再燃料化することが可能。排水施設(グリーストラップ)などの設備もついているため、簡単に設置することができる。

NDF燃料は、自動車を改造せずに利用することができ、完全燃焼するため、黒煙の発生量を軽減でき、硫黄酸化物(SOx)を含まない。新エネルギー法でも、環境負荷の少ないクリーンエネルギーとして認められており、廃食油だけで走る自動車には軽油税がかからない。

セベックでは、食品リサイクル法も視野に入れ、大量に廃油を排出する事業所に対して、「NDFプラント」を無償で貸与するかわりに、再生した燃料を購入してもらうというシステムを提案。再生した燃料は、軽油と比較してもリッター当り10円程度安い価格になるという。

1999年の植物油の総生産量は245万トンであり、廃食油は少なく見積もっても、年間40-50万トン出ているという。一部自治体や企業が廃食油再生燃料化事業に取り組んでいるが、イニシャルコストをゼロにするシステムとして、廃食油リサイクルにはずみをつけたい考え。



http://www.sebec.co.jp/




登録日時: 2002/11/08 06:12:37 AM

英語記事はこちら


 


 

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